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■展開の読み方

基本的な展開の読み方は、「競馬予想の基礎編  競馬新聞はここを見よう パート2」のページに書きましたが、ここでは更に詳しく実践的な展開の考え方について、触れていきたいと思います。

競馬は基本的には先行馬有利
出走メンバーから展開を読む
コースから展開を読む
距離ごとの展開の傾向

競馬は基本的には先行馬有利

まずはじめに重要なのは、競馬は基本的には好位づけの先行馬有利と考えることです。


逆に言えば、直線一気の追込み馬を本命にするのは危険です。

追込み馬は、まず展開の助けが必要になります。
ハイペースを演出する逃げ馬の存在が必要であり、ある意味他力本願の部分があります。

よほどハイペースの展開になっても、最低4コーナーで先頭から8馬身以内につけなければ、追込みはまず決まらないでしょう。
ということは、追込み馬であっても4コーナーではある程度前の位置まで押し上げていないと、勝つのは難しいということです。要するに、最後は「差し」の位置まで上がって来ていないと勝てないということです。

更に、後ろから競馬をする馬は不利を受ける可能性も高くなります。
進路が開かなくて足を余すこともよくあることです。

その点、好位の馬は邪魔になる馬は少ないわけですから、自分で競馬を作れるし、実力を発揮しやすい条件にあるわけです。



出走メンバーから展開を読む

展開を読むには、まず逃げ馬を見つけることです。

逃げ馬の見つけ方は「競馬予想の基礎編  競馬新聞はここを見よう パート2」を参考にしてください。

メンバーの中にハナを切らないと持ち味が出せないような逃げ馬が数頭いれば、先行争いが厳しくなりますのでハイペースとなる確立が高くなります。
この場合は、前の馬がバテる可能性が高いですので、後ろの馬が有利といえます。

逆に、逃げ馬が1頭しかいない場合は、その馬がスローに落としてマイペースで逃げることが予想されます。いわゆる「タメ逃げ」というやつです。
この場合は、逃げ先行馬が有利となり、前残りの可能性が高くなります。

また、レースによっては逃げ馬が見当たらないというレースもあります。
こういうレースは逃げ馬がいないわけですから当然スローペースになる可能性が大です。
ですから、この場合もある程度前に付ける馬が有利といえるでしょう。
ですが、この場合はたまに今まで逃げたことが無い馬が意表をついて逃げる可能性もあるので、注意が必要です。



コースから展開を読む

上で説明したとおり展開は出走メンバーからある程度スローペースかハイペースか判断することができます。

さらに、コースによっても「前の馬が有利」か「後ろの馬が有利」か判断することができます。


●芝コース

芝コースはレースが進むにつれ傷みが出てきますので、開催前半と後半ではまったく違う状態になることがあります。

まず開幕週などの芝状態がいい場合は、前が止まりませんので基本的に先行馬有利となります。
後半になってくると芝の内側が荒れてきますので、そうなってくると差しが決まりだしてきます。

あと、芝コースは仮柵を設けることによって、Aコース、Bコース、Cコースなどの使い分けがされます。
どのコースで行われるかは、その週の競馬新聞には載ってますので確認してみてください。

コースの使い分けによって、荒れた馬場の内側に俗に「グリーンベルト」と呼ばれる状態の良い芝が現れたりしますので、確認することが大切です。


●ダートコース

ダートコースは砂ですので、芝コースのように内外の有利不利は基本的にありません。

注意するとすればコースコンディションでしょう。
要するに、「良」、「やや重」、「重」、「不良」の確認です。

「良」だと乾いた砂ですのでパワーがいりますが、「やや重」くらいになると砂が適度に締まった状態になりますので、時計も速くなり、スピード系の馬に有利になります。
「不良」まで悪化すれば、人気馬が人気どおりに来る確率も怪しくなり、あっと驚く万馬券になる確率もでてきます。
ま、「不良」の場合は、芝も同じですけどね。


●競馬場ごとの特性

各競馬場の特徴よっても展開の「有利」「不利」がある程度わかります。

直線の長い東京、新潟コースなどは、開催前半の芝コースを除いては、逃げ、先行馬には厳しいコースといえます。
と、いっても差し、追込み馬に有利ということではなく、広いコースなので細かい位置取りやコーナーワークに気を使う必要がないため、馬本来の実力がためされるコースといったほうがいいかも知れません。
だから、小回りが苦手な大型馬などには有利になりますが、逆に小回りコースを逃げるのが得意な馬などにとっては小細工が効かない不得意なコースと言えるでしょう。

福島、小倉などの典型的な小回りローカルコースは、直線が短いため逃げ、先行馬有利と言われています。
ですが、わたしは一概にそうとは言えないと思っています。
と言うのは、直線が短いため各ジョッキーは大概早仕掛けになります。
そうすると、案外差しが決まったりします。
だから、わたしの場合は追込み馬ではやはり厳しいですが、差し馬には注意して買っています。


●コースコンディションは前のレース参考に判断する

コースから展開を読むための考え方については以上に説明したとおりですが、最終的にはその日のレースを数レース観察し確認することが最も確実な方法です。
数レース観察することによって、「今日は差しが決まってるな。」とか「馬場の内側が荒れているな。」とかっていうコースコンディションが分かりますので、勝負レースの前に数レース見ることをお勧めします。



距離ごとの展開の傾向

距離ごとにある程度展開の傾向がありますので説明します。


●短距離レース(1200m以下)

短距離レースは、やはりスタートダッシュが命です。
ですから、ほとんどのレースが「行った行った」のハイペースレースになります。
当然、ある程度前に付けた馬が有利といえます。

ですが、短距離は長距離よりも結構、差し、追込みが決まる傾向にあります。
短距離で差し、追込みが得意な馬は、強烈な末足を繰り出す馬がいるからです。
最近でいえば、デュランダルのような馬です。

こういう馬は、勝ったときは強烈な印象を残しますが、負けるときは結構もろい負け方をするものです。

こういう馬を見る時のポイントは、上がりの3ハロンのタイムを見ることです。
近走実績の上がり3ハロンタイムをチェックし、先行するであろう馬に届くだけのタイムを持っているかどうかをチェックします。

例えば、近走実績から上がり3ハロンタイムの平均が34.0秒の馬がいたとします。
それに対して、先行するであろう有力馬の上がり3ハロンタイムが36.0秒だとします。
差は、2秒ですね。
0.2秒が1馬身として計算すると、残り600メートル(3ハロン)の時点で10馬身以内の位置に付けていれば、前の馬に届く計算になります。

と、いう具合に電卓を入れて予想することも必要になってきます。

●中距離レース(1600m〜2500mくらい)

中距離レースの展開は、はっきり言って出走メンバー次第です。

上で説明した、出走メンバーから展開を読むが最も当てはまるケースといえます。

短くも無く、長くも無い中間の距離(当たり前ですね(笑))なので、出走メンバーによって、スローにもなるし、早くもなります。

逆に言えば、出走メンバーの関係とコースコンディションだけに集中すればいいので、最も読みやすいと言えるかも知れません。

ちなみに、わたしは勝負レースの選び方のページに書いたとおり、最も紛れの少ないこの距離で勝負しています。

●長距離レース(3000m以上)

展開が読みやすいようで、案外読みにくいのがこの長距離レースです。

と、いうのは長距離なので皆スタミナ温存のスローになることは間違いありません。

ですから、道中の隊列は大体予想通りになります。

問題は後半です。

最近の傾向は、道中はスローで流れ、最後の上がりだけの勝負になることが多いです。
上がりだけヨーイドンのレースです。

こうなると、鋭い切れる足を持った差し馬が有利になります。

だから、スローだからといって必ずしも先行馬有利と限るわけではないと言うことです。

今年の天皇賞(春)であっと言わせたイングランディーレのように、マイペースのスローに落として、まんまと逃げ切る場合もあれば、上がり勝負になりことも多い長距離レースは、はっきり言って難しいです。

だから、天皇賞(春)はあんな万馬券になったわけですね。



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